「ヒロイン失格」（実写映画）の動画配信を無料でフル視聴する方法。

「ヒロイン失格」は原作漫画が好きだったので、実写化への期待半分、不安半分で鑑賞しました。キャストの桐谷美玲がまずとっても可愛くて、はとりの役にぴったりです。原作のはとりがそのまま画面に出てきたようでした。変顔や坊主のようなコメディタッチな演技も嫌味なくこなしていて、可愛らしかったですね。コメディタッチな演技でもところどころに品があったのは、桐谷美玲の性質ですね。山﨑賢人と坂口健太郎はタイプがまったく正反対で、はとりじゃない単なる観客なのに、どっちにしよう？と迷ってしまうほど格好良い役どころでした。原作の役の性格を掴んでいて、ヒロイン失格ファンを満足させてくれました。美帆役の我妻三輪子は、憎まれ役になりがちな立場を好演していたと思います。前半はコメディメインでライトに楽しめます。後半になると4人の関係にシリアスなスポットが当てられて、少ししんみりしたり切なくなったりすることも多くなってきます。後半を見るときはハンカチが必要かもしれないですね。ラストはラブコメとして納得のまとまり感でした。

前半を王道のラブコメディ映画として楽しんでいたら、終盤から切ない高校生たちの等身大の姿が描かれていて、キュンとしました。はとりたちと同年代が見ても面白そうですが、大人になったといえる歳で見ても面白くて、そしてちょっと切なくなれる映画です。タイトルの「ヒロイン失格」から、挫折した主人公が頑張って成長する姿を想像していたので、予想外もいいところでした。まさか、美人女優があそこまで体当たりの演技をするとは驚きです。でも、わざとらしさがなく、はとりという女の子がとても魅力的に思えました。途中、体調が悪いと言って利太を引き止める美帆の性格が悪いという人もいるかもしれませんが、このときの美帆の行動は多くの女性のひそやかな共感を得られるものでした。あちこちにリアリティを感じられる映画です。ラストの展開はどんでん返しというほどではなく、むしろラブコメの王道でしたね。王道ラブコメを安心して見たい人におすすめの映画です。もちろん、それ以外の人も楽しめると思います。

「ヒロイン失格」は原作が好きで、実写化も楽しみにしていました。桐谷美玲、山﨑賢人、坂口健太郎という、若手俳優が勢ぞろいした映像は圧巻でした。桐谷美玲のコメディ色が強すぎる演技に、最初は唖然としましたが、見ているうちに気にならなくなりました。原作のはとりとシンクロしたからかもしれないですね。表情がくるくる変わって、とても可愛らしかったです。山﨑賢人のクールな幼なじみもはまり役でしたし、坂口健太郎の壁ドンは破壊力が尋常じゃないです。コメディのままいくのかと思ったストーリーは、後半で急にシリアス度がアップして、笑えるだけでは終わらない密度の高い作品になっていました。後半では4人の人間模様が深く掘り下げられて、見応えを感じます。高校生もこんなに大人びた関係になって悩むんだなあ、とやや意外でした。ラストはスッキリする人とと残酷だと思う人に分かれそうです。ラブコメならこうでなきゃ！という終わり方です。でも、美帆を強烈に持ち上げていた利太の選択にイラッとする人もいるかもしれないですね。